かかとのお手入れ

雑報 星の航海術

最近はあまり行かなくなったけれど、コスメや化粧品のコーナーをいろいろ見るのがけっこう好きで、以前は友だちの買物についていっては、新製品のラインナップをしげしげと手にとったりしていたものです。

僕がだいたい関心を払っていたのは、肌のしみ対策とフットケアで、それらがここ数年来の課題なわけです。

血眼になってアンチエイジングを目指しているわけではないにせよ、やっぱり肌の衰えは気になりますよね。
岡村靖幸の「ぶーしゃかLOOP」を見た時、復活にうれしく思う反面、頬のラインが下がっていることに「んー」と思ったのです。
“青春ってワンツースリージャンプ!”の岡村ちゃんのそんな姿をあんまり見たくないじゃないですか。

まぁ、うまい年の取り方なんて、そんな都合のいいものはないと思いつつも、永作博美や平子理沙なんか見ていると、やれんじゃないのか?と思ったりするわけです。なんのライバル心なのか。

話を戻すと肌についでの、かかとの問題です。
以前なら冬に荒れることはあっても夏は問題なかったのに、サンダルを常用するせいか、困ったことに夏もかかとがガサガサになりだしたんです。

ボディショップのペパーミントスクラブじゃどうも対応できなくなったので、風呂入るついでにヤスリでガシガシ削ると、たしかに滑らかになりはしても、一週間もすると靴下を履く際にひっかかりを感じるようになる。
なんとかならんものかと思っていたわけです。

そんな折、フットケア界隈でよく耳にしたのは、ベビーフットのすぐれものぶりの噂で、それにしようかと思いつ、今回、実際に手に取ったのはカイカイナイトという木酢液でした。

「森林研究所」という一本気さを物語るような社名にまずそそられ、ついで小林製薬のセンスにも通じる「カイカイナイト」という命名にやられました。
もとは水虫用に開発されたそうですが、口コミでフットケアにも良いということが知られているようですね。

この「カイカイナイト」のパッケージ。レトロというにはあまりに野暮というか、田舎でときおり見かける金鳥の古い看板にも似た雰囲気で、中身も専用靴下と輪ゴム、ビニール袋、樹液という素朴さで奇を衒ったところがひとつもありません。

靴下を履いた足をビニール袋に入れ、樹液を注ぐこと90分。
樹液を臭いと感じる人もいるようですが、僕にとっては、むしろ食欲をそそられるスモーキーな香りでワインなぞ飲みたくなるものでした。

90分経って足を出すと、秋田名物「いぶりがっこ」よろしく見事に茶色に足が変色しておりました。

カイカイナイトに浸してから一週間。
経過報告に写真もアップしようかと思いましたが、足裏の剥離しかけの皮膚がちょっと鱗みたいで、グロ映像っぽいので止すことにします。
が、皮膚の剥がれた後にピンク色の足裏がところどころ顔をのぞかせているので、効果のほどが楽しみです。