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不安の中で息をする/オンライン講座「言葉の呪縛とセルフケア」

2022年から始めた「身体と言葉の関わりを知る」シリーズのオンライン講座を行います。
今回は月に一度の頻度で5回にわたり、セルフケアをテーマに以下の内容を行う予定です。

vol.1 不安の中で息をする(2024年12月22日)
vol.2 傷つきを等身大で感じるのはあんがい難しい(2025年1月)
vol.3 指先一本動かす気力を養う(2025年2月)
vol.4 聞き飽きているかもしれない多様性について(2025年3月)
vol.5 自分で自分を育てる(2025年4月)

*講座は90分+30分(質疑応答)で構成しています。アーカイブ視聴もできます。

初回は「不安の中で息をする」です。
「息苦しい世の中」という言葉にすっかり馴染んでしまって、私たちはそれを共通語にして会話したりしています。そうなっても仕方ないような悲惨な事件や出口の見えない不況、ハラスメント、炎上騒ぎなどが毎日目や耳に飛び込んできます。

気持ちが暗くなるし、具合が悪くなって当たり前。感情が右往左往して、病院に行くほどではないけれど、不調であるのが普通になってしまっている人も多いでしょう。だからこそ政府もセルフケアを奨励しています。

とはいえ、日頃「やらなくてはならない」ことのことの多さにウンザリしていると思います。なので、今回のオンライン講座では、「やらなくてはならない」ケアの方法ではなく、あくまで自分が自分をケアできるための発想と取り組み方についてお伝えしていきます。

たとえば、気が急いて息が荒いときは落ち着くまで待つでしょう。気を沈めるためにアロマを焚くとか。瞑想するとか。コーヒー豆をがりがり挽いてドリップして飲むとかするでしょう。人それぞれ自分をリラックスさせるコツを知っているものです。
こういった「なんとなく」という直感を大事にしたいのです。情報の多さに迷うと、それがノイズになって直感が曇ります。

「気がする」「感じがする」がとりあえずのセルフケアの目安です。それには自分の身体とのコミュニケーションは欠かせません。

「そんな気がする・感じがする」と聞くと、心もとないと思うかもしれません。ですが、この旗印をまずは皆さんの心に掲げてもらいます。
強い風にあおられても、しっかりと進む道を示してくれると思います。

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インタビューセッションを体験された方に向けてのアドバンスセッション

インタビューセッションを始めて7年が経ちます。

これまで体験された方からの要望に応え、かつて受けられた方向けのアドバンスとしてのインタビューセッションを行います。

その後の変化やいま新たに思うこと、感じていることを踏まえて、さらに深く潜って探求していくガイドになるようなセッションを行います。

申し込みはnonsavoir@gmail.comまでお願いします。
セッション料は通常と同じです。

 

インタビューセッション

 

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講座「言葉の呪縛とセルフケア」(東京)

2024年秋の「身体と言葉の関わりを知る」講座は「言葉の呪縛とセルフケア」といった、これまでとはだいぶ違った観点でやっていきます。
自分を罰し、否定し、呪う言葉はもう十分すぎるくらい口にしてきたし、耳にしてきたと思います。
本当にそれが言いたいことなのか。何をどう感じているのか。これまでの講座でも、自分から出てくる言葉との関わりを身体で体得するという内容で行ってきました。
本当に感じていることや思っていることを口にする。そして、相手の言葉を受け取るには、感情や記憶がまとわりついた言葉を変えていくしかありません。改めてそう考えたとき、セルフケアに行きつきました。
生きていればどうしたって傷つきます。痛いです。強がるのでもなく、無視するのでもなく、まず傷に丁寧に触れてみる。それがいたわりであり、過去との和解であり、ケアなのかもしれません。

申込先はこちら


<言葉の呪縛とセルフケア>

第1回 10月26日(土)
「立ったりしゃがんだりして、足・腰・腹を知る」
午前の部:「足と腰、腹を見つける」10時~12時(質疑含)
午後の部:「寝たり座ったりで腰や腹、手を見つける」13時~15時(質疑含)
参加費:午前6,000円、午後6,000円。通しの参加は1万円
場所:浅草公会堂 第3集会室

セルフケアなのに立ったりしゃがんだり?と面食らうかもしれません。初回は本題であるセルフケアに入る前の基礎内容です。
たとえば、自分の考えに自信がないとき、「自分の足で立っているぞ!」という感覚が薄いと思います。
自立は思い込みや概念ではなく、身体感覚がもたらすのであれば、まず「しっかり立っている」という感覚がないと、自信のある言葉も出てない。
日本語の慣用句にたくさん登場する腰や腹も、先人たちがそこに何かみなぎる力を体験していたからこそでしょう。
足・腰・腹って何だろう?を体感するワークを行います。この体験が2回以降のテーマについても思考ではなく、身体で理解していけるようになると思います。
*雑巾を使うので持参ください。
*動きやすい服装でお越しください。


第2回 11月3日(日)
「呪いについてー自分への『ダメ出し』を研究する」

午前の部:「ダメでもないし失敗でもない」10時~12時(質疑含)
午後の部:「できなさの研究」13時~15時(質疑含)
参加費:午前6,000円、午後6,000円。通しの参加は1万円
場所:浅草公会堂 第3集会室

 失敗したときに「自分はダメだな」「なんでセンスがないんだろう」「バカだ」と卑下したり恥じたりと、「失敗した自分」を責めることに熱心です。
でも、あんがい人は、「失敗」そのものについて関心を払いません。ダメ出しをするわりには、「ダメさ」を研究しないものです。
この回では、いくつかの身体を動かすワークを通じ、普段なら「やっぱり何もできない」という無力さを味わうルートに行きがちなところを踏みとどまって、別のルートを発見していきます。
ダメさの徹底的な研究が「自分は何もできない」という無力さを願うという呪いを解く道になっていくでしょう。その研究は意外とケアのすぐそばにあるんだと思います。


第3回
「記憶と痛みからの解放」
日時:11月30日(土)
午前の部:「落ち込みのメカニズムを知る」10時~12時(質疑含)
午後の部:「感じていることは自分そのものではない」13時~15時(質疑含)
参加費:午前6,000円、午後6,000円。通しの参加は1万円
場所:浅草公会堂 第2集会室

癒えない傷や痛みは過去の記憶と強くリンクしています。
この回では身体を動かすワークやグループになっての対話を通じて、自分を縛る記憶がやって来たときに味わう「落ち込み」という名の重力の発生に注目し、そこから抜け出る道筋を見つけて行きます。
過去に引き戻されてしまうことを悔やみ、罰するのではなく、痛みをケアすることによって、自分にかけた呪いから離れていけることを体感していきます。


第4回
「記憶を事務的に扱う」

日時:12月7日(土)
午前の部:「思い入れがないくらいでちょうどいい」10時~12時(質疑含)
午後の部:「できなさを認めることがケアになる」13時~15時(質疑含)
参加費:午前6,000円、午後6,000円。通しの参加は1万円
場所:浅草公会堂 第3集会室

 わだかまりやこだわり、許せない出来事などを人はたくさん抱えています。それらを思い返したり考えると感情が溢れたり、身体が強張ったりします。そういう感情や感覚とどう接していくか。どうケアしていくかをグループワークを通じて実践していきます。
基本は記憶に対して「思い入れ」を挟まずに事務的に、つまり事実を事実として捉える姿勢を体得していきます。
そして自分の痛みを通じて他人を観るからこそ、痛みがもたらす陰影が観えてきます。それをいたわりと呼ぶのだと思います。


第5回
赦しと支援」
日時:12月21日(土)
午前の部:「自分と相手のあいだを感じる、観じる」10時~12時(質疑含)
午後の部:「よき扱いを自分にも相手にも」13時~15時(質疑含)
参加費:午前6,000円、午後6,000円。通しの参加は1万円
場所:浅草公会堂 第3集会室

これまでの講座を包括した内容です。伏せたり立ったり、正座したりと身体を動かすワークを通じて、自分の身体に対する向き合い方を改めて体験していきます。
自分を受け入れ、赦し、そして自分自身を励ますこと、支援することを体感していきます。それがセルフケアということになっていくと思います。

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個人講座〈正しい理解ではなく、“完全”に話を聞くためのセオリー〉

 自分や他人を裁いたり、否定することなく話を聞くにはどうすればいいのか。
そうした切実な要望をいただいたのをきっかけにインタビューのノウハウに還元しきれない術を個人向けに伝える講座を始めました。

 講座では以下のような内容で進めていきます。

・自身の培ってきた考えや身につけたパターンを発見し、それがどこからやって来たのか。
・親や教師、周囲の人々から「そうすべきである」と言われたことを学んだ結果、何を得て、何を失ったのか。
・その得失の体験が私たちにどういう物語を与え、どのようなコミュニケーションを築かせるようになったのか。

 こうした出来事を感覚に注目し、対話をしながら解きほぐしていきます。

具体的には下記のテーマで5回に渡り行います。
1.何が善悪正誤をもたらしているか?
2.培われた信念がもたらす物語
3.物語が作る関係性
4.自己と他者、そして他者性
5.身体で聞くー前と後、内と外

【体験者の感想】

「日常生活での家族や友人と交わす会話はもとより、仕事柄これまで多くの人の話を聞いてきた。これまでにも相手の話を傾聴することやインタビュー技法を学び、人とのコミュニケーションに支障を感じることはなかった。しかしその一方で、いつも何か大切なことを聞き逃している気がしてならなかった。相手の話を聞くどころか、自分自身が損なわれていく感覚を拭うことができなくなった時、私はこの講座を受講することにした。

5回の講座では、講師である尹氏のサポートの下、自身の物事の判断基準や価値観を探ることから始まり、湧き上がる感情や思考のパターンに気づくため自分を見ることを学ぶ。身体技法やロールプレイング等、自分で体験することにより学びを得るという点は、この講座の特徴の一つであろう。私は講座を受講したことで、他者の意見に同調するあまり失ってしまった自分の声を取り戻したように感じている。相手を理解しようと身構えることなく、自らの主体を通してその人の話を聞くことで生じる自分自身の変化に目を向けることができた時、募りに募った自分を損なっているという感覚は薄らいでいた。

マンツーマンでの講座であるため、どんな学びを得られるかは受講者によって異なるだろう。私が講座で学び得たものは、日々の生活を通じて自分だけの話を聞くためのセオリーを作るこれからの過程において、ひとり行く道を照らす心強いガイドとなってくれるはずである」

 

【講習料】

交通費と会場費を含め2時間3万円です。
お申し込み、お問い合わせは以下よりお願いします。

オンラインの場合は2時間2万円です。また5回目の内容が変わります。

なお講座が終わるたびに継続するかどうかお尋ねしております。途中でやめても構いません。

nonsavoir@gmail.com宛に氏名、連絡先を明記の上、お送りください。
また、詳細について不明なことがありましたら、その旨も表記ください。

 

 

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オンライン講座「身体と言葉の関わりを知る−よき聞き手になるために」

オンライン講座「身体と言葉の関わりを知る−よき聞き手になるために

日時:6月22日、7月6日、7月20日、8月3日、8月17日
時間:開場12:45/講座13:00〜14:30(質疑応答含む)
料金:4,000円
当日参加できなくてもアーカイブ視聴できます。

 

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 この講座は2024年春から始めた「身体と言葉の関わりを知る−よき聞き手になるために」のオンライン講座です。
実地の講座と違って実技はありません。その代わり参加者の皆さんが日常で試せるようなエッセンスを取り出して、お話します。1シーズン5回の講座で構成されています。

6月22日
講座1
「共感へのこだわりこそがコミュニケーションを阻害する」
<講座の内容>
・共感に注力することは、理解の道のりではない。
・共感することで相手の話を奪ってはいないか?
・理解に困り「じゃあどうすればいい?」と考え、正解を探すことが落とし穴。
・なぜ問題を解決しない限り、「自分は何もできない」と思ってしまうのか?

7月6日講座2
自己否定と問題解決の罠 −そもそも自分とのコミュニケーションができているか?
<講座の内容>
・自己否定するときに使い慣れている「自分はダメだから」といった言葉遣いは何を意味しているのか。
・自分をきまじめに否定する人は、本当はいったい誰なのか?
・丁寧に自己否定するガイドラインはどこからやって来たか。
・問題を解決する自分は、解決される側でもある自身の声を意外と聞いていない。

7月20日講座3
「信念と価値観の問題をあぶり出す」
<講座の内容>
・身についたジャッジ:「しなければならない・すべき」の文法を解き明かす。
・伝達、指示、命令、威嚇、説得以外の言葉で語りかけたり、聞いたりしているか?
・信念と抑圧の関係
・個人的な解釈ではなく、事実を事実として観る。

8月3日講座4
「弱さと脆さ/克服と努力の問題」
<講座の内容>
・できない事柄へのアプローチがなぜいつも克服になってしまうのか。
・克服が隠してしまう弱さと脆さ。
・「できなさ」の研究のすすめ。
・迂闊に傷つくことを自らに許さない。

8月17日講座5
「完全に聞くということ」
<講座の内容>
・正しく理解しようとするのではなく、最後まで相手の話を聞く。
・他者はわからない。けれども他者性はわかる。
・置き去りにしてきた過去の記憶とジャッジの関係。
・他者の声を聞くことにジャッジはいらない。

その他:
・講座終了後、数日内にアーカイブリンクを送ります。ご自身の振り返りなどにご活用ください。

・病気や事故以外でのキャンセルは5日前のお昼12時までお受けします。その際の手数料はご負担ください。
それ以降のキャンセル(ドタキャンなど)はお支払いただいた参加費を返金しません。その旨ご了承ください。
また、急な病気・事故などでのキャンセルについては、開始時間前(可能であれば、開始時間の3時間前)までに必ずご連絡ください。peatixのシステム上、開始時間をすぎるとキャンセル処理ができなくなってしまいますのでご注意ください。

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