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グループインタビューセッション/東京2022年1月30日 

定員に達しました。

グループインタビューセッション
日時:2022年1月30日13時〜17時(途中休憩あります)
場所:上野駅近辺(参加者に追ってお知らせします)
料金:8000円
人数:9名
申込先:こちらのフォームから申し込んでください。

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普段、私はひとりの人を相手に話を聞く、インタビューセッションを行っています。インタビューセッションとは相手の話すことを「ただ聞」くという試みです。「そんなことは簡単だろう」と思うかもしれません。

けれども、だいたいは相手の話を自分の経験で培った良い悪い、正しい誤っているといった基準でジャッジしているだけです。

インタビューセッションはカウンセリングでもなく、問題解決策の提案でもない。ただその人の話を「その人の話」として聞いています。(体験者の感想はこちら
そこで本題のグループセッションとは何か?です。

グループインタビューセッションは何をもたらすか?

自分が身につけた善悪正誤を自覚なしに話し、聞いているとしたら、世間のいう「コミュニケーションが大事」の実態はどういうものなんでしょう。本当は聞いていないし、マウントをとっているだけかもしれません。
グループインタビューセッションの目的のひとつは無自覚に話し、聞く行為がどのような習慣で養われたのかを知っていくことです。自分が気づかないうちに使ってしまう文句、たとえば「そうは言ってもー」とか「結局はー」といった言葉は何を意図しているのか。相手を通じて自身を省みていく時間と言えます。

グループインタビューセッションの進め方

グループインタビューセッションは、参加者がテーマに沿って話したいことを話し、聞く側はただそれを聞きます。意見の押し付けでもなく、共感のアピールでもなく、承認欲求を満たすための言葉遣いをする必要はありません。

今回のテーマ「経験とことば」

「経験とことば」について感じるところを互いに述べ、聞く時間にしたいと思います。「◯◯が正しいと言っていたから」「自分の経験ではー」といった、わりと使いがちなフレーズがあります。どちらもただ話をし、聞く上では不必要です。
というのは、誰かに寄りかかっては相手の話をそのまま受け取ることにはなりませんし、自分の経験に従うのはジャッジであって、やはり人の話をきいてはいません。果たして経験は善悪是非を認めさせるためにあるのでしょうか。

セッションを進めるルール

・自分が話したいことを話してください。
・「ここでは何を話しても大丈夫だ」という安心と安全が得られる時間と空間になるよう皆さんの協力が必要です。
・聞き手はただ聞いてください。
・質問する際は、意見の押しつけや善し悪しの表明でないかに留意してください。
・共感に力を注ぐことは理解への道のりではないと頭の片隅に置いてください。
・話す人も聞く人も解決に向かおうと焦る必要はありません。
・つまり何を話しても大丈夫です。

私は話の流れに沿って質問を行ったり、またヒートアップした際に介入することはあるかもしれませんが、基本は参加している参加した方がセッションを続けられるよう、雰囲気を整えることに傾注します。
皆さんの参加をお待ちしています。

 

グループインタビューセッション申込先

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個人講座〈正しい理解ではなく、“完全”に話を聞くためのセオリー〉

 自分や他人を裁いたり、否定することなく話を聞くにはどうすればいいのか。
そうした切実な要望をいただいたのをきっかけにインタビューのノウハウに還元しきれない術を個人向けに伝える講座を始めました。

 講座では以下のような内容で進めていきます。

・自身の培ってきた考えや身につけたパターンを発見し、それがどこからやって来たのか。
・親や教師、周囲の人々から「そうすべきである」と言われたことを学んだ結果、何を得て、何を失ったのか。
・その得失の体験が私たちにどういう物語を与え、どのようなコミュニケーションを築かせるようになったのか。

 こうした出来事を感覚に注目し、対話をしながら解きほぐしていきます。

具体的には下記のテーマで5回に渡り行います。
1.何が善悪正誤をもたらしているか?
2.培われた信念がもたらす物語
3.物語が作る関係性
4.自己と他者、そして他者性
5.身体で聞くー前と後、内と外

【体験者の感想】

「日常生活での家族や友人と交わす会話はもとより、仕事柄これまで多くの人の話を聞いてきた。これまでにも相手の話を傾聴することやインタビュー技法を学び、人とのコミュニケーションに支障を感じることはなかった。しかしその一方で、いつも何か大切なことを聞き逃している気がしてならなかった。相手の話を聞くどころか、自分自身が損なわれていく感覚を拭うことができなくなった時、私はこの講座を受講することにした。

5回の講座では、講師である尹氏のサポートの下、自身の物事の判断基準や価値観を探ることから始まり、湧き上がる感情や思考のパターンに気づくため自分を見ることを学ぶ。身体技法やロールプレイング等、自分で体験することにより学びを得るという点は、この講座の特徴の一つであろう。私は講座を受講したことで、他者の意見に同調するあまり失ってしまった自分の声を取り戻したように感じている。相手を理解しようと身構えることなく、自らの主体を通してその人の話を聞くことで生じる自分自身の変化に目を向けることができた時、募りに募った自分を損なっているという感覚は薄らいでいた。

マンツーマンでの講座であるため、どんな学びを得られるかは受講者によって異なるだろう。私が講座で学び得たものは、日々の生活を通じて自分だけの話を聞くためのセオリーを作るこれからの過程において、ひとり行く道を照らす心強いガイドとなってくれるはずである」

 

【講習料】

交通費と会場費を含め2時間3万円です。
お申し込み、お問い合わせは以下よりお願いします。

オンラインの場合は2時間2万円です。また5回目の内容が変わります。

なお講座が終わるたびに継続するかどうかお尋ねしております。途中でやめても構いません。

nonsavoir@gmail.com宛に氏名、連絡先を明記の上、お送りください。
また、詳細について不明なことがありましたら、その旨も表記ください。