カテゴリー
Topics イベント開催のお知らせ

個人講座〈正しい理解ではなく、“完全”に話を聞くためのセオリー〉

 自分や他人を裁いたり、否定することなく話を聞くにはどうすればいいのか。
そうした切実な要望をいただいたのをきっかけにインタビューのノウハウに還元しきれない術を個人向けに伝える講座を始めました。

 講座では以下のような内容で進めていきます。

・自身の培ってきた考えや身につけたパターンを発見し、それがどこからやって来たのか。
・親や教師、周囲の人々から「そうすべきである」と言われたことを学んだ結果、何を得て、何を失ったのか。
・その得失の体験が私たちにどういう物語を与え、どのようなコミュニケーションを築かせるようになったのか。

 こうした出来事を感覚に注目し、対話をしながら解きほぐしていきます。

具体的には下記のテーマで5回に渡り行います。
1.何が善悪正誤をもたらしているか?
2.培われた信念がもたらす物語
3.物語が作る関係性
4.自己と他者、そして他者性
5.身体で聞くー前と後、内と外

【体験者の感想】

「日常生活での家族や友人と交わす会話はもとより、仕事柄これまで多くの人の話を聞いてきた。これまでにも相手の話を傾聴することやインタビュー技法を学び、人とのコミュニケーションに支障を感じることはなかった。しかしその一方で、いつも何か大切なことを聞き逃している気がしてならなかった。相手の話を聞くどころか、自分自身が損なわれていく感覚を拭うことができなくなった時、私はこの講座を受講することにした。

5回の講座では、講師である尹氏のサポートの下、自身の物事の判断基準や価値観を探ることから始まり、湧き上がる感情や思考のパターンに気づくため自分を見ることを学ぶ。身体技法やロールプレイング等、自分で体験することにより学びを得るという点は、この講座の特徴の一つであろう。私は講座を受講したことで、他者の意見に同調するあまり失ってしまった自分の声を取り戻したように感じている。相手を理解しようと身構えることなく、自らの主体を通してその人の話を聞くことで生じる自分自身の変化に目を向けることができた時、募りに募った自分を損なっているという感覚は薄らいでいた。

マンツーマンでの講座であるため、どんな学びを得られるかは受講者によって異なるだろう。私が講座で学び得たものは、日々の生活を通じて自分だけの話を聞くためのセオリーを作るこれからの過程において、ひとり行く道を照らす心強いガイドとなってくれるはずである」

 

【講習料】

交通費と会場費を含め2時間3万円です。
お申し込み、お問い合わせは以下よりお願いします。

オンラインの場合は2時間2万円です。また5回目の内容が変わります。

なお講座が終わるたびに継続するかどうかお尋ねしております。途中でやめても構いません。

nonsavoir@gmail.com宛に氏名、連絡先を明記の上、お送りください。
また、詳細について不明なことがありましたら、その旨も表記ください。

 

 

カテゴリー
Topics イベント開催のお知らせ

【もどかしいままで書く文体講座】

インタビューセッションを受けた方からの要望に応え、連続5回の個人向けの文章講座を行います。

「もどかしいままで書く」と題したように、この講座ではうまく書くことを主眼にしません。というのは、うまく書けないからうまく書こうとしても、その試みは大抵は「あれこれと書きあぐねている状態」をもたらすからです。

その時、頭の中がボーッとなったり、モヤモヤしたり、身体が悶え、捻れる感覚を覚えるでしょう。頭だけで考えると、その状態はすぐに「うまく書けない」から「ダメだ」と即断してしまい、壁に行き当たっておろおろするか。諦めるかのどちらかになりがちです。

この講座では「ボーッとなったり、モヤモヤしたり、身体が悶え、捻れる感覚」から生まれてくる「何か」こそが自身が言わんとすることを含んでいるという前提で進めていきます。

まずは、書き始める前の自身の観点やそれを支える価値観や信念、信条を取り上げ、自らが繰り出す言葉の由来を明らかにしていきます。何をどのように捉えているか?がわからないままでは、うまくなりようもないからです。
以下に各回の講座内容について説明します。

1.善悪正誤と培われた信念がもたらすストーリー
・自身が育ててきた価値観や判断基準の由来を探ることで、物事の捉え方を明らかにしていきます。

2.認識と把握ーうまく書こうとする前にやるべきこと
・実際に書く前に培ってきた価値観を対象化し、観点をどのように定めるべきかについて考えていきます。

3.「書くための型としての観点:アングル、ムービング、ガイド」1
物事をどのように捉えることが文章を書き進める上で重要なのか。これについてあらかじめ課題の作文を書いていただくことで考えていきます。

4.「書くための型としての観点:アングル、ムービング、ガイド」2
 3回目の内容をさらに深めていきます。

5.自己との対話ーもどかしい身体で書く
・外部の情報の切り貼りではなく、自身の経験と体感を踏まえ、感じる→思う→考えるのプロセスを経て文章に至る道を捉えていきます。

【講習料】
1回90分 :2万円(交通費と会場費を含む)
講座は東京や関西で考えていますが、遠方にお住まいの方には、オンラインも受け付けます。
料金は1万5000円です。

お申し込み、お問い合わせは以下よりお願いします。
nonsavoir@gmail.com宛に氏名、連絡先を明記の上、お送りください。

なお講座が終わるたびに継続するかどうかお尋ねします。途中でやめても構いません。
また、詳細について不明なことがありましたら、その旨も表記ください。