自叙帖 100％コークス

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東武東上線の下北沢
[自叙帖 100％コークス ] 2012年07月02日
前回書くのを忘れていたことがあって、それは会社の寮のあった分倍河原から退出して、新しい部屋に住むまでの経緯で、24歳にして僕は生まれて初めて自力で不動産屋で部屋を借りる経験をしたのです。 い…
旬の終わり
[雑報 星の航海術 ] 2012年06月28日
この季節を迎えると決まって思い出すことがある。 それは幼稚園に通っていた1975年の夏を境に「旬の食べ物がなくなってしまった」という感慨で、この断念とも諦観とも言いがたい思いをたしかにあの夏…
自分に関するマニュアルの欠如
[自叙帖 100％コークス ] 2012年06月25日
清々しい思いで寮としてあてがわれていたマンションを退出した朝、空は夏の盛りを迎えようとする蒸れた青で染め抜かれ、人生そのものは先行きは荒天模様であっても、心中は極めて晴れやかだった。 それに…
「ル・アーヴルの靴みがき」
[雑報 星の航海術 ] 2012年06月21日
先日、アキ・カウリスマキの新作「ル・アーヴルの靴みがき」を観た。 舞台はフランス北部の港町ル・アーヴル。靴磨きをして生計を立てるマルセルと妻のアルレッティ、犬のライカ。貧しくも幸せな暮らしを…
自己実現という病
[自叙帖 100％コークス ] 2012年06月11日
研修期間の最後に選ばれた事業がアミューズメント部門、つまりパチンコだった。 僕はパチンコをしたことがない。競馬も宝くじも買ったことがない。あらゆるギャンブルと無縁で生きてきた。 パチンコは、…
他人の欲望への迎合を己に課す
[自叙帖 100％コークス ] 2012年06月04日
僕の入社したさくらグループという会社は焼肉のタレ「ジャン」に代表されるような食品会社だけでなく、傘下にはスーパーマーケットやボウリング場やサウナ、出版、レストラン、ゲームセンター、バチンコも…
誰がため
[雑報 星の航海術 ] 2012年05月31日
先日、ひさしぶりにカラオケへ行った。「愛燦燦」なんかを選んだのだが、ついでにMr.Childrenの「タガタメ」を歌った。 Mr.Childrenの曲ってメロディはすごいなぁと思うことが多い…
覚醒と眠りと
[自叙帖 100％コークス ] 2012年05月28日
付き合い始めた翌日早々、僕と彼女はそれぞれ就職した会社の研修先に向かった。 ５日間にわたる山中湖畔の施設での研修は、初っ端から成人した人間がやらなきゃならんことなのか？社会人になるとは、こう…
意識的に生きるということ
[雑報 星の航海術 ] 2012年05月24日
写真家の石川直樹さんが子供たちに向けた本をつくろうとしていて、そのお手伝いをしている。 テーマは冒険前夜で、たんなる成功物語ではなく、たとえばエベレストに向けて歩みはじめた、その一歩の感覚だ…
オシム師ならこう言うね。
[自叙帖 100％コークス ] 2012年05月21日
「彼氏がいるんですけど」で退店しそうになったところ、背後から「あ、でも今度みんなで行くのなら」との返答を得た。 そこで後日、改めて他のアルバイトの女性店員ふたりを交えた計４人でお茶、ではなく…